人間の心理って、本当にいろいろあって面白いですよね。
今の仕事を始めてから、マーケティングを勉強するようになって、たくさんの本を読んでいます。
で、一番興味深いのは人間の心理の部分ですね。
もちろんあまりに深い心理学の世界はちょっと無理です。
あくまでマーケティングに関わる、私でも理解可能な範囲の人間心理が面白いということです。
特に人間心理がよく出るのが、「価格」ですね。
この価格の見せ方一つで、売上が2倍も3倍も変わるというのはご存知でしょうか?
「松・竹・梅」の法則
「松・竹・梅」の法則というのがありますが、あなたはご存じですか?
具体例を上げてみます。
例えば、「カツ丼」です。
「松」:1,050円 「梅」:890円 「竹」:700円
こんな感じで松竹梅の3パターンを見かけると思います。
場合によっては「特上、上、並」ということもあると思いますが、意味は一緒です。
あなただったら、どれを選びますか?
実はこの3段階の値段を出しておくと、最も売れるのが「梅」になるんです。
お店としては「梅」が売れてくれれば十分利益がでるのでOKなんです。
しかし、「松」を用意しておかないと、「竹」を選ぶ人の割合が増えてしまうんですよね。
だから、ある意味この「松」は言い方悪いですがダミーになるわけです。
みんな一番高いのはさすがに贅沢だからやめておこうと思うのでしょうか。
しかし、この「松」はダミーと言いつつ、1割から場合によっては2割ものお客さんが注文してくれたりもするんです。
これが不思議な事に、どんな商品でも一定割合のお客さんがこの「松」を選ぶそうです。
いいことがあったり、ちょっと給料が上がったなんてことがあれば、たまには「松」でもという気持ちはよくわかりますよね。
「キリ」が良いのは悪い?!
もう一つ価格に対する心理の話です。
カツ丼の価格をいくらにするのが良いのかという問題です。
カツ丼ばかりですみません。糖質制限ダイエット中で、半年以上は好物のカツ丼を食べていないもので。。。
1. 1,020円
2. 1,000円
3. 980円
あなただったら1〜3のどの価格にしようと思いますか。
3番と応える人が多いかもしれませんね。
正解です!
よく言われていることなので、「な〜んだ」と思われるかもしれません。
しかし、実はもう一つ正解があるんです。
答えは1番の1,020円です。
というより、2番の1,000円という価格はつけないほうが良いということです。
なぜでしょう?
980円の場合、これはわかりやすいですね。
お店の人も1,000円にしたいんだろうけど、営業努力してるんだろうなという気持ちになって、お客さんに納得してもらいやすくなるんです。
では、1,020円はどうでしょう。
この場合のお客さんは、何とか1,000円に抑えたかったけど、どうしても難しかったんだろうな、でも1,050円にしなかったところが感じが良いねと思います。
そして、1,000円がダメなのは、あまり考えずにキリの良い所で値段つけたんだろうな、もっと努力してよとなってしまうんです。
ほんの僅かな違いでこれだけ人間心理が変わってしまうのは、ちょっと売る側としては怖い側面ですね。
でも、逆にこういった人間心理をよく考えて売るようにすれば、きっとお客さんも笑顔でお金を払ってくれますよね。
アフィリエイトの場合、あなたが価格をつけることはできませんが、3パターンの価格帯の商品や、キリの良くない価格なども商品選定の参考にしたいですね。
3パターンの場合は、より10個セットとお得な30個セット、50個セットを一緒に紹介すると良いかもしれません。
今日は以上です。
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