GPTsとは?
カスタムGPTsは、特定のニーズや目的に合わせて調整されたGPTモデルです。
通常のGPTが広範なテキストから学習するのに対し、カスタムGPTsは特定のデータセットを使って再学習され、特定の分野や用途に最適化されます。
例えば、医療情報を提供するチャットボットや、特定の製品に関する顧客サポートなどが可能です。
これにより、ユーザーにより専門的でパーソナライズされた応答が提供でき、様々なビジネスやサービスの効率化に役立ちます。
GPTsを公開すると世界中の人が使えるようになる
GPTsをオンラインで公開すると、世界中の人々があなたの作成したAI(GPTs)を利用できるようになります。
GPT StoreにはたくさんのGPTsが公開されていて、検索すれば簡単に他の方が作ってGPTsを見たり使ってみることができます。
以前は課金しているユーザーしかGPTsを使えませんでしたが、2024年5月にOpenAIによる発表がありGPTsを無料ユーザーも使用できるようになりました。
※GPTsを無料ユーザーが使用することはできますが、作ることはできません
※2024年5月27日時点の情報です
OpenAIの発表:https://openai.com/index/spring-update/
GPTsには3つの公開設定がある
GPTsには、全体に公開を含めた3種類の公開設定があります。
❶自分だけに公開
誰にも共有しないで自分だけが使用する目的で使います。
❷リンクを受け取った人
共有用のURLを発行できるので、リンクを受け取った人だけが使えるGPTsです。
❸GPTストア(全体に公開)
URLを知っていたり、検索すれば誰でも使えるようになります。
GPTsを公開するときの注意点
そのままの設定で公開するとクレジットカードの名前が公開されてしまいます
名前を非表示にする場合
公開時の設定で名前を非表示にすれば、アカウントの名前ではなく「By community builder」と表示されます。
❶自分だけか❷リンクを受け取った人だけで使用する場合は、今回の公開設定について気にする必要はありません。
GPTsを公開するときはドメインを設定するのがおすすめ
ドメイン名を使用してGPTモデルを公開することの主な利点は以下の通りです。
- プライバシーの保護:
個人名を伏せることで、プライバシーを保ちながらサービスを提供することが可能です。 - 信頼性の向上:
プロフェッショナルなドメイン名は、サービスの信頼性をユーザーに示す助けとなります。 - カスタマイズの自由:
独自のドメインを通じて、ブランドイメージやサービスの印象を自由に構築できます。
ドメイン名を取得する
まず、あなたのGPTモデルの性質や目的に合ったドメイン名を選びます。
例えば、AI関連のサービスであれば、「ai-helper.〇」などが考えられます。
ドメインはオンラインの登録サービスを通じて取得できます。
利用規約を確認した上で登録を進めてください。
ChatGPTに設定する準備をする
ChatGPT内で設定する
❶歯車マークの「設定」
❷「ビルダープロフィール」をクリック
❸「ドメインを選択」「新しいドメインを確認する」
❹取得したドメインを入力する→「送信」
❺出てきたコードをコピーする
サーバー内でコードを設定する
❶管理画面にログインし、「DNSコード」を追加する
❷必要項目を入力し、設定する
契約しているサービスによって入力する箇所は変わるので、気を付けてください。
ChatGPTに戻り、設定完了する
サーバー内の設定が終わったらChatGPTに戻り、「チェックする」をクリックする。
名前を非公開することについて
本名や企業名を公開せずに、ドメイン名だけでサービスを展開することは、多くの開発者にとって魅力的な選択肢です。
これにより、プライバシーを保ちつつも、サービスの品質と信頼性を損なうことなく、安全な運用が可能となります。
まとめ
カスタムGPTsをドメインを使って公開する方法は、プライバシーを守りながら広範囲でサービスを提供するための効果的な手段です。
この方法を使えば、本名や個人情報を公開せずに、プロフェッショナルなウェブサイトを通じてAIサービスを展開できます。
この記事で挙げた手順を踏むことで、ユーザーは安全かつ信頼性の高い環境でAIサービスを利用できます。
プライバシーを重視する人にとって、カスタムGPTsをドメインで公開することは、効率的かつ安全にサービスを提供する最良の方法です。