【人気作を読んでみた】佐倉色『とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話』

とある漫画家に、本当に起こったコワイ話

2017年にネットで大きな話題となった、出版社の闇を明らかにしたコミックエッセイです。マンガ好きの方、もし読んでいなかったらぜひ。アマゾン★4.3 レビュー数289です。

とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話表紙

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2016年、ネットを大炎上させた、某巨大出版社とのバトル一部始終を実名をあげてすべてお見せします!デビュー作にしてとんでもない担当にぶち当たった漫画家。我慢に我慢を重ねたけれど、「1600枚、ギャラなしで読者プレゼント色紙作成をお願いします。」と言われ、我慢は限界に・・・・・・。

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読んでみた感想

「打ち合わせ期日を100%に近いぐらい忘れる」「新幹線の切符手配も100%忘れる」「強めに抗議すると、すがりついてくるが、すぐにそんなことがあったことを忘れる」「自分でいっていったことを忘れ、真逆のことを言い出し、開き直る」、、、、

新人の漫画家が出会ったのは、完全に、100%いや200%社会人失格の業界トップクラスの大手出版社のベテラン編集担当。

なんでこんなのが、ずっと担当として生き残れているのかが全く理解できません。出版業界がおかしいのか、KADOKAWAがおかしいのか、たまたま特別におかしいのに当たっただけなのか。

作者の佐倉さんに、「我慢せずに担当を変えてもらえば済む話だった」とか「色紙1600枚無償なんて、どう考えてもおかしいと思わないのか」とか、いろいろと後からいうことはできます。

でもこの佐倉さん、新人で業界のことを知らなかったし、相談できる人もいませんでした。

さらに、この担当さんが、また敵意をむき出しにしてパワハラで迫ってくるわけでもなく、根はいい人に思えてしまので強く当たることができなかったこともあります。

佐倉さんが、めちゃくちゃ人に対して優しい人というのが伝わってきます。だから、メンタル崩壊するまで我慢してしまったんですね。

そして、ここまで問題をこじらせてしまったもっとも大きな原因は、佐倉さんの「とても強いファンを思う気持ち」があったからといえそうです。

自分のデビュー作を手に取って評価してくれたファンを絶対に裏切れないという気持ちが、1600枚という途方もない数のサイン色紙を書くことを投げ出せなかった最大の要因だと思います。

また、SNSで発信することで、「炎上狙いだろう」などの誹謗中傷はありながらも、大多数の人が佐倉さんの考えを理解し、応援してくれたことは非常に大きな救いになっていたようです。

新人漫画家が、大手出版社と戦うのはとてつもない勇気が必要なのは当事者でなくてもわかります。昔だったら、泣き寝入りするしかなかたでしょう。

しかし、その一方で漫画家なのにSNSで発信して戦うということが「間違っている」と気づいたことも素晴らしいとおもいます。その結果、本書のような漫画が世に出ることになったのですから。

今回の件は担当者がちょっとアレでしたが、この業界が「好きなことやってんだから、つべこべいうんじゃねえ」という、旧石器時代みたいなブラックな面があることは一般人の我々にも、漏れ聞こえてくる昨今。

ほかにも、新人漫画家つぶしにつながっている事例はあるようですし、この漫画がこれから出てくる漫画家にとっての大きな後ろ盾になるのではないかと思います。

漫画好きの人に、ぜひおすすめしたいですね。

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