大人も楽しめるオススメKindleマンガ、今回は柳本光晴『響(ひびき)~小説家になる方法~』の紹介ページです。
※ネタバレが気になる方は、ご注意ください。
大人も楽しめるおすすめKindleマンガとは?
『大人も楽しめるおすすめKindleマンガ』で紹介していくのは、ざっくりですが、〈お父さんが万が一読んでいるのが、高校生の娘にバレても恥ずかしくないマンガ〉です。
それなら本当は『大人も楽しめる』でなく『オッサンも楽しめる』とした方がいいのかもしれません。
でも、『オッサン』という字を見ると、なぜか卑屈な感じがしてしまうので『大人』にしました。
なお、『お父さん』は、私がお父さんでないので却下です。
オジサン、オジサマなどもありますが、まあ、いいか、、、。
で、今回は『響~小説家になる方法』を取り上げました。
『って、いきなり主人公がJKじゃん!』という罵声が飛んできそうですね。
そうなんです。最近はJKが主人公で、萌えでも、エロでもない、「大人面白いマンガ」が結構多いんですよね。
ということで、主人公がJKという一点だけで、私は読むことを避けるというような「食わず嫌い」ではないです!
、、、前置きが長くなりました。マンガの紹介に移ります。
『響~小説家になる方法~』の評価は?
このマンガ、か弱き文学少女がいろいろな苦難を乗り越えて、小説家になって成功するというお話ではまったくありません。
主人公の、鮎喰響(あくい ひびき)は天才純文学好きJKですが、高校生でいきなりプロの純文学作家デビューします。
性格はとにかく自分の信念を曲げない、徹底して曲げない性根の座った性格です。
周りの空気を読むなんてことは絶対にしないし、間違ったことは絶対に許さない性格の持ち主でもあります。男前やなぁ~。
特に小説家の存在とか、作品についての考え方は激辛で、他を寄せ付けません。
そのあたりは、響のかっこ良いところでもあり、魅力的な部分でもありますね。
しかしながら、問題なのはとても暴力的であるということです。
先輩ヤンキーの指を折ったり、有名人に強烈な回し蹴りを入れたり、5m先の記者にマイクを投げつけて額に命中させるなど、
殺し屋『ファブル』も真っ青な並外れた破壊力と攻撃力を持っています。
もちろん、むやみやたらに暴力を振るうわけではありません。
ほとんどは、ひどい大人たちに抵抗したり、売られたケンカをかったり、仲間を助けるために暴力をふるいます。
ただ、無言でいきなり、暴力をふるってしまうのがちょっと、『ありえない』という空気を出してしまいます。
そういった無理な設定がレビューを見ていると賛否両論になっています。
時にはつまらないと読むのをやめたり、酷評をしたりする人が少なくないのも事実です。
わたしの場合も、「ちょっとそれはないんじゃない」と、感じてしまうシーンも何度かありました。
それでも次の『響』を見てみたいと、今のところ進んできています。
ただ、この先、響きが暴力を振るうことを正当化するために、相手をどんどんと、とんでもない悪人にしていかないといけなくなるのでは?
という勝手な心配もなくはありません。
7/11まで 1巻~3巻 期間限定無料版
7月11日までの期限付きで、響の1巻~3巻までが無料でお試しできます。
響 ~小説家になる方法~ 第1巻 Kindle版
響は幼なじみの涼太郎と高校に入学。
二人そろって文芸部に入部しようと、部室に向かうが、そこは不良のたまり場になっていた。
追い払おうとする不良に響は、売られたケンカだからと体をはって対抗する。そして、、、。
響ちゃん、いきなり武闘派としてのすごい実力を発揮します。かっこいい。
そして無事?入部となった文芸部で、部長で2年生の凛夏(りか)と出会います。
凛夏も高校生離れした小説を書き、その後、響の唯一の親友となっていきますが、出会いのシーンでもひと悶着が、、、、。
初めての小説の投稿
実は、響は高校入学のちょっと前に、連絡先を知らせずにある出版社の新人賞へ小説の応募原稿を送りつけていました。
しかし、応募条件(電子媒体で送ること)を逸脱し、連絡先もなかったため原稿はゴミ箱にインされてしまいます。
ところが、たまたま捨てられている原稿が気になった、若手女性編集者の花井ふみ。
ふみはその原稿を読んで衝撃を受けます。
この作品なら、この作品を書いた作家なら文芸界の常識、価値観を根底から変えられるのではないか、、、?
響 ~小説家になる方法~ 第2巻 Kindle版
書いた本人と連絡すら取れないようでは、さすがに新人賞候補として作品を残すわけにはいきません。
当然、編集長からも承認が得られるはずもありません。しかし、その編集長に対し、ふみは胸倉をつかみかからんばかりで説得を試みます、、、。
タイムリミットが迫る中、ふみは担当するベストセラー作家の原稿を受け取りに行きます。すると、なんとそこで探していた響に遭遇します。なんという都合の良い偶然!いや失礼、運命!
しかしここでも響は 、今後、ずっと付き合っていくであろうふみと、激しく、もめ事を起こしてしまいます。。。
そして一次審査、二次審査と新人賞の候補作が絞られていきます。
そんな中、2巻のラストシーンで響の○○がさく裂してしまいます。
おい、おい、それはまずいでしょ。。。
響 ~小説家になる方法~ 第3巻 Kindle版
新人賞の最終審査に向けて話が進みます。
最終審査委員の鬼島とのからみで、響の小説家に対しての考え方が語られます。
そして、普段、遠慮しない響がこれは言ってしまってはさすがにダメかもと「言いよどんでしまうほどの言葉」を、結局は鬼島に向けて発してしまいます。
響の実力と才能を認め黙っていた鬼島も、さすがにこれには唇を震わせ、ゆっくりと、、。
一体どうなってしまうのか?!
その他、この巻では、選考委員で作家の吉野桔梗とのちょっとほっこりとする話や、文芸部の合宿での海水浴などのエピソードがあります。
いずれも、響が暴れるチャンスはあったのですが、ここでは響のバイオレンスシーンはありません。
えっ、なんか物足りない???
あなた、このマンガにハマリ始めていますよ、、、、。
響 ~小説家になる方法~ 第4巻 Kindle版

4巻の表紙、響の着物姿が決まってますね。
しかし、万年筆が凶器にしか見えない。。。
今回のスタートは純文学誌「木蓮」の新人賞授賞式の会場が舞台になります。
今回、響に血祭りにあげられるのは、バイトで食いつなぎ28歳にしてようやく新人賞を手にした苦労人の田中さんです。
この田中さん、かなり強気で遅咲きの割にはなぜか上から目線。
まさに最初から響の格好の餌食にしかみえません。
ロリータファッションに身を包んだ響に、まず田中さんはイラッとします。まあ、イラッとする気持ちもわからないではないです。
だって田中さんだって、必死に命をかけて小説を書いてきて、ようやく手にした晴れの舞台。
一回りも若いロリータファッションのJKが新人賞を同時受賞ですからね。「遊び半分」と受け取りたくなる気持ちもわかります。
そして、田中さんはついにやってしまいます。何をやったかは書けません。
こんなことされて響が黙っているはずはありません。完全にブチ切れています、っていうぐらいのことをやってしまいます。
しかし、ここはふみが羽交い締めにして何とか抑え込みます。
抑え込みますが、はたしてそれが良かったのかどうか、、、。生きている資格のない鬼島先生もあれは控室で発散させるべきだったとのたまっています。
この後、授賞式の会場で事件は起こります。そりゃそうです、響がやられたままのはずがありません。
まるでプロレスの場外乱闘なみの響の暴れっぷりです。
さらにさらに、会場を早々に後にした田中さん、この後さらに背筋が凍える思いをすることになります。
顔を上げるとそこにはH・I・B・I・K・Iが、、、、、、。もう、このマンガはホラーにしか見えません。
この後の展開はマンガでご確認ください。
なお、田中さんはその後、懲りずに改めて響のもとを訪れます。
そこではまたしても強烈な「響節」が披露されます。
「なんで大変な思いして、○○な小説をかくのよ!」
暴力ではなく、響の小説にかける熱い思いが語られます。
それは、相手への愛のムチ、響のやさしさともとれそうです。
話は変わって、ベストセラー作家祖父江秋人の一人娘で響の親友・凛夏の作家デビューが決まりました。
しかし、父の祖父江は素直に喜べません。
それもそのはず。凛夏自身もすでに響きとの才能の違いを痛感しているところです。
ベストセラー作家の父がその点に気づかないはずもないですからね。
娘の行く末を案じているのでしょう。
そして、そのデビュー作をめぐって、響と凛夏の関係がおかしくなってしまいます。
思い通りに仕上げられなかったデビュー作。その迷いを響に指摘され、図星をつかれた凛夏。
才能の違いを見せつけられ、自分の立ち位置を見失っているとこへ、ど直球が飛んできたわけです。
凛夏が取り乱すのも無理はありません。
そして、4巻のラストでは序盤の最大の盛り上がりとなるエピソードがスタートします。
そうです。誰もが知っている、文学界のアレとアレに響がアレされちゃうんですね~。
(5巻につづく)
響 ~小説家になる方法~ 第5巻 Kindle版

1ヶ月間の絶交の期間が終り、響は凛夏の自宅を訪れます。
しかし、素直になれない凛夏。
心にもない言葉を響に投げつけてしまいます。
しかし、安心してください。ここは響が冷静な対応をして、なんとか二人はピンチを乗り越えます。
そして、ここでも響の小説にかける思いがこめられた、凛夏への愛のムチが飛びます。
なんて美しいお話でしょう。
さて、文芸界のビッグニュースで注目の的となっている響。
取材、顔出しNGにしていましたが、うっかり者の関係者から高校名がバレてしまい、週刊誌記者の突撃取材を受けます。
まあ、これが絵にかいたようなクソ記者なわけでして。
そうです、響がもっとも嫌いなタイプの大人ですね。
この先は、もう書かなくても、だいたい想像がつくのではないでしょうか。
相手をとことん追い詰めて、響のことは記事にはしないことを確約させます。
なんとも堂に入った立ち回りです。響さん、こんなネゴシエーション(脅し)ができるなんて、まるで反社会勢力の方のようです。
というか、響自身がそもそも反社会的か。
そして今回のメインイベントです。
文芸界のほこる、「大賞」のダブル受賞、しかも最年少記録を作った「響先生」。フード付きのコートを目深にかぶり、授賞式に出席します。
記者会見では、ふみが質疑を応答を担当。
その対応に会場の雰囲気がちょっとブーイングでもおきそうな空気に包まれます。
そりゃ、記者のみなさんでなくても、こんな天才(美)少女のご尊顔を拝見したいし、せめて声だけでも聴かせてとおもうのが人情ですよね。
そんな空気の中、今回も響の餌食のあほバカ記者が登場です。
不満なのはわかりますが、そんな質問するなんて。
そして、ふみが責められる感じをみて、あっという間に我慢の限界を超えた響先生が登板。
響先生の初球は、体感は時速160㎞は越えているであろう、剛速球ならぬ、剛速マイクです。
それが見事に、、、、。
このコントロールと剛速球は米メジャー リーグ(MLB) でもきっと通用するでしょう。
なんなら、「オオタニサーン」にならって、作家と投手の二刀流でどうでしょうか。
う~ん、夢が膨らみますね。
しかしまあ、関節技に、華麗な回し蹴り、凶器攻撃(鉛筆、本、本棚、イス)、そして飛び道具。
身につけた技だけでなく、身の回りの物を何でも使いこなす、ジャッキー・チェンみたいな響先生ですね。
響先生が、いつ、どこで、どんなトレーニングを積んでいるのかとても気になる今日この頃です。
(6巻につづく)
響 ~小説家になる方法~ 第6巻 Kindle版

ひと暴れしたところで、さっそうと会場を後にする響。
帰り道で受賞を逃した10年選手の作家と、またまた、たまたま遭遇します。
そして。絶望したその作家を、なぜか体を張って説得にかかります。
「僕は絶対に死にましぇ~ん!!!」
やってしまいました。ついに通報されてしまいます。
これはまずいですね、国家権力が介入する事態に、、、。
そんな響先生ですが、処女作「お伽の庭」がなんと初刷100万部に決定。
お金が絡むため、両親に挨拶がしたいとふみが響の自宅訪問。そして、響のお父さんが初登場です。
響にしてこの父親あり、という感じでしょうか。
4月を迎え、新入学のシーズンとなります。文芸部にも個性的な面々が新加入となりました。
ミーハーなギャル風やら、不良っぽいのやら、響っぽいのやら、、、、。
ん?響っぽいって、完全にキャラかぶってますね。この先の展開は大丈夫なんでしょうか?
そしてまたしても一騒動です。
これは1年前の再現ですか?という場面にみえなくもないかな、、、。
話は変わって、今回はかよがやらかします。
響や凛夏の影響をもろに受けて、少しでも良い小説を書きたいという思いが強すぎたんでしょう。
チートを使ってしまった結果、とんでもない方向に話が転がって行ってしまいます。
自分ではどうすることもできず、響に本当のことを話し助けを求めます。
本当にかよっておバカな子です。でもそこが良いっていう、ヤンキーキャラが一人いますが、、、。
問題解決のために乗り出した響ですが、そこで出会うのはかつてはドラマ番組の敏腕プロデューサーと言われた男でした。
この男、目的達成のためには手段を選ばない、めちゃくちゃ高圧的で嫌な感じです。
そうですみなさん、もうおわかりですね。
こういう人は必ず、響の餌食になる運命です。
ただ、今回に限ってはさすがの響も、相手を瞬殺とはいきませんでした。
今後この男との対決がどうなっていくのか目が離せませんね。
第6巻はAmazonレビューで酷評もありますが、ちょっと中だるみしているだけと思いたいです。
(第7巻に続く)
響 ~小説家になる方法~ 第7巻 Kindle版
6巻の最後で、見送る津久井の前で「響」の名前を呼んでしまうかよ。
それを聞き洩らさなかった津久井は、「ひびき」を鮎喰響ではないかと確信めいたものを持ちます。
そして、かよをだまし、新人賞受賞作『漆黒のバンパイアと眠る月』の著者を「ひびき」として公表します。
そして、何も知らされていなかったふみも、その状況を知ることに。しかし一点だけ状況を間違って理解していました。これが後々、問題を引き起こすことに。
さて、ラノベ出版にともない、イラストの件で「霧雨アメ」というコミック同人誌で人気のマンガ家と、響、かよ、編集者が打ち合わせのため集まります。
しかし、売れている自負のある霧雨は新人賞ごときの仕事に時間はかけられないと、小説を読まず打ち合わせ前にキャラデザインを提示してきます。
そして、納得できなければ仕事は受けられないと超高飛車。
はい、ここで響さんカットイン!
小説も読まずにキャラデザインの押しつけ、という舐めたマネをされて黙っているはずがありません。
響先生、「傷ついた」とおっしゃてますが、殴って相手を「傷つける」のはおカド違いもはなはなだしい。
まあ、今更ですが、、、。
反撃しようとした霧雨さんですが、しかしこらえてその場を立ち去ろうとします。
しますが、さらに響の追撃が、、、。
霧雨さんが武士なら「お主、卑怯な!」といいそうです。名前が日本刀の銘刀みたいだしね。
あっ、でも霧雨さんは「キリサメ」でなく「キリュウ」さんでした。
そして、このシーンをなんと津久井の部下が隠し撮りをしているんですね。
つまり、津久井のセッティングで予想通りに、響が暴れてくれたということです。
これはセンセーショナルな、いいシーンが撮れました。
やられちゃいましたね~、響さん。もちろん、「ドッキリ大成功!」と出てくる人はいません。
津久井って男、本当にいやらしい手段を使いますね。まさにゲスの極みです。
そして、隠し撮りをした津久井の部下は、津久井が響の承諾なく、ドキュメンタリー番組の素材集めをしていることに気づき愕然とします。
今回の津久井がらみの件はここまでです。
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高校も夏休みに入り、文芸部のみなさんは肝試しに興じたり、合宿をしたりします。
響さんはここでも様々な特殊能力を発揮してますよ。
そして、リカとタカヤは大学受験のため、合宿を最後に引退することをみんなに知らせます。
リカの指名で後任部長はなんとあの人がつとめることになります。
今回もいろいろと問題ばかり起こしていて、なんともたよりないですが大丈夫でしょうか?
そうそう、ひとつエピソードを飛ばしてました。
今回も祖父江と涼太郎の絡みがあります。
祖父江と涼太郎とはいつもの小競り合い、それを面白がった響も加担し、涼太郎をイジリます。
そして、祖父江は今回は響にも危険な質問をします。
この祖父江秋人の絡みが何の伏線なのか、気になりますね。
響 ~小説家になる方法~ 第8巻 Kindle版
ふみは、ラノベに関連した出版社の響の扱いが気になり、 NF文庫の編集者のもとを訪れます。
前巻のところで書いた通り、一部誤解をかかえたまま、、、。
相手に舐められないよう、できる編集者を気取って、強面でNF文庫に乗り込みますが、、、
あ~、やっちゃいましたね。とんだ勇み足です。
そして、津久井の方ですが、暴走は加速していきます。
二人体制で響を追い回し、徹底して隠し撮りを続けます。
そして、ついに第1ラウンドのゴングが鳴り響きます。
今までの無防備のヤカラと違って、やる気満々で、身構えたデカいオッサンにはさすがに響の蹴りも効きません。
そして、ボディへの強烈な一撃でダウン。響はたいした反撃できないまま第1ラウンド終了です。
採点では第1Rの評価は、響のダウンもあり7対10で津久井が大きくリードって感じです。
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話は変わって2年生の秋となり、響たちは修学旅行に。
そこで響に近づいてきた同級生の女子。なにやら下心がありそうです。
そして、この同級生しつこく響にまとわりついた結果、この後、大変な事件に巻き込まれてしまいます。
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アニメ化決定の発表をするクリスマス特番の収録日。
11月25日がついにやってきます。
響はすでに収録には参加すると返事をしていましたが、なかなか現れません。
真向からのタイマン勝負では勝てないことは十分わかっている響。
テレビ局に乗り込むのに奇襲を使います。
そして、こんなとこまでなぜかまとわりついてきた同級生。
響は仕方なく、彼女を巻き込みますが、逆に「渡りに船」のごとく、華麗に使いこなします。
道具だけでなく、人を使うのも上手な響先生。
そして、なんと即席の人質をとり、収録スタジオにいる津久井のもとに現れます。
相当セキュリティの厳重なテレビ局で、そんな簡単に人質とれる?
そして人質は、響に味方していたとしか思えないのですが、、、、。
響に説得されたということなのか、後日談でもあるのでしょうか?
などいくつか疑問はありますが、まあ、何せ不可能を可能にする響先生ですから細かいことは気にしないように。
そして、暴力だけでなく知力も尽くした響は無事、病院へ、、、
えっ、病院って?全然、無事じゃないじゃん???
響 ~小説家になる方法~ 第9巻 Kindle版
殴りこみでドキュメンタリーの放映を阻止した響。
しかし、響名義でのラノベの出版とアニメ化は継続。
リアルだったら出版社とTV局、SNSで大炎上、スポンサー撤退で出版もアニメ化も中止でしょうね。
そして、響先生はあそこまでやってしまっては、逃れようもなく刑事事件じゃないのかな??
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襲撃の1か月前、新部長のかよ、はりきってます。
文芸部の活動として、高校文芸コンクールに全員で応募という方針を打ち出します。
リカが今まで部として取り組んでなかったことから、「かよ体制」の確立に乗り出しました。
でもなんで高校の文芸部ならどこも、かしこも参加しているコンクールに参加していなかったのでしょう?
何でもできちゃう賢いリカのことですから、何か理由があるに違いありません。
案の定、かよ部長に悪気はないのですが、このコンクールの参加で一騒動おきてしまいます。
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そして、また芥川賞、直木賞のシーズンになります。
今回は以前出てきた、響が「僕は絶対に死にましぇ~ん」をやったときの作家さんが登場です。
響のおかげで、一命をとりとめた苦労人がついに芥川賞を受賞します。
そして、書き続けることの大切さを、その努力を続けてきた自分をようやく肯定できるようになります。
ううっ、ええ話や。(涙)
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さて、文芸コンクールの方ですが響が最優秀賞です。
たった2時間で仕上げた小説でもこの実力。
2年連続最優秀賞だった別のJK。性格最悪な彼女は、3年連続を阻止されたことで、怒り狂い嫉妬に燃えます。
そうです、性格最悪なんですね。
はい、響の餌食決定です。
さらに、文芸コンクールの授賞式にはなんと政治家まで登場します。
う~ん、きっと響先生はこの政治家にまで、、、なんでしょうね。
追伸、今回なんと響のお○○さんが初登場です。意外と面倒くさそうなキャラです。
10巻に続く
響 ~小説家になる方法~ 第10巻 Kindle版
高校文芸コンクールの授賞式の続きです。
最優秀賞の女子高生が響と気づいた総裁候補加賀美大臣。
響を使って注目を集め、総裁選にプラスにしようという悪知恵を思いつきます。
響を控室へ呼びつけ、そして無断でその会話を録音します。
なんと卑劣な総裁候補でしょう。
会話を録音していることに、響がなぜ気づいたのかはわかりません。
そして、表彰の舞台で事件はおきます。
会場は大騒ぎで、会場周辺にはマスコミが大挙して集結してきます。
その後も、マスコミへの拡散はやまずに、北瀬戸高校や響の自宅周辺はマスコミに取り囲まれる事態に。
ついに響は登校もせず、姿を隠してしまいます。
授賞式が2月で新学期の4月になっても響はあらわれません。
文芸部は新入生の募集を中止します。
そして「響ロス」が静かに広がっていきます。
響はいったい、どこに隠れてしまったのでしょうか?
(11巻につづく)
響 ~小説家になる方法~ 第11巻 Kindle版
高校を退学し、姿を隠していた響き。
なんとリカのいるフィンランドに潜伏していました。
フィンランでのエピソードは特にありません。あっ、一人だけ押し売りを殺ってます。
そして、一度退学した高校に再度、編入します。
通常は簡単にはできないとおもいますが、それは最近作った人脈を活用していますww
静かな日常を過ごす響ですが、フィンランドへの飛行機代を両親に返さないといけないためバイトを始めます。
ご両親のしつけが行き届いていますね。暴力以外、、、、。
しかし、響先生とバイト、全く働いている姿が想像できませんね。
紹介してもらい、やっと見つけたバイト先は小さな町のラーメン屋。
そして、もちろん先輩の仕事仲間とひと悶着おきます。
しかし、響先生は面倒見がいいんですよ。
体を張って相手の本音を引き出して、解決策まで提案してあげる。
さらに挫折しそうなところを叱咤激励。今回はそのために足を骨折までします。
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高校3年になり、卒業後の進路を決めないといけない響。
いろいろな人に、どうやって進路を決めたかを聞きまくります。
そして、ついに何がしたいのかを見つけることができます。
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響の登場以降、文芸の出版業界は非常な盛り上がりを見せています。
この盛り上がりを期に、文芸誌の新創刊の企画が持ち上がります。
そして、ふみにその新しい文芸誌の編集長の話が舞い込みます。
しかし、編集長になる条件は響の小説の新連載。
響に将来を考えることに集中できる環境を整えてあげたいふみ。
さまざまなところからの響への仕事の依頼を断ってきたふみです。
響に新連載の話をすることができません。
そこで、過去に書いた未発表の小説がないかを探し始めます。
それに関連してリョウタロウが登場するのですが、ここでも「この人ヤバいかもな~」なところが描かれます。
(12巻へつづく)
響 ~小説家になる方法~ 第12巻 Kindle版
お伽の庭のマンガ化で、天才マンガ家の鏑木紫が登場。
「お伽の庭」に惚れ込み、何とかマンガ化を実現したい鏑木は、響の高校にまで乗り込みます。
そして、響と対戦。
天才同士で話せばわかるはずと、うそぶいていましたが、、、。
実際には「ケンカ上等!」になっちゃってます。
二人とも一体何の天才なんでしょうか?
一方、新文芸誌の方ですが、響は締め切りには絶対に間に合わせるから、作品が完成するまで催促してほしくないことをふみにつたえます。
創刊誌「雛菊(ひなぎく)」の出版準備が進む中、響からはまだ連絡がありません。
ふみの部下も「木蓮」の編集長も響への原稿の催促をするよう急き立てます。
しかし、響の言葉を信じているふみは、決して響きに連絡をしません。
これぞ師弟愛ですね。
響の方は作品を完成するために、超集中。
途中で理不尽に絡まれたりしますが、抵抗すらしないぐらい集中しています。
作品にかける情熱、ふみとの約束を絶対に守るという気持ちが伝わってくる瞬間です。
そして、ついに原稿は完成します。
12巻のラストシーンでは、「やられたら絶対にやり返す」をほのめかして終了です。
そういえば、例のプロデューサー津久井も今回登場しています。この先もやはり、絡んでくるんでしょうか?
(13巻に続く)